イラストレーター、安斎肇さんの貴重な作品アーカイブや新作Tシャツなどを一堂に展示する企画展「安斎肇展2009『Blood, Sweet and Tee Shirt Expo, '09』」が5月22日、原宿「ラップネットシップ」（渋谷区神宮前1、TEL 03-5411-3330）で始まった。

　バンド「ユニコーン」のツアーパンフレットなど音楽関連のデザインワークや、テレビ番組「タモリ倶楽部」の人気コーナー「空耳アワー」の進行役「ソラミミスト」としても活躍する安斎さんは、同ギャラリーを会場に「Tシャツ博覧会」を定期的に開催。

　2005年の「愛・ティQ博」から約4年ぶりとなる同展では、6月に出版予定の書き下ろし「人生本」の出版を記念し、Tシャツに加え、これまでに制作した印刷物の版下や原画、ペインティングなどの作品も併せて公開する。

　会場では、カラフルなオリジナルのボディーに着せた手刷りTシャツのほか、安斎さんらしい愛らしいキャラクターをプリントしたものなど新作を含むTシャツ作品を紹介。いずれも2千円～3千円台で販売（一部を除く）する。

　過去の作品は、イラスト原画や印刷の版下などをはじめ、80年代に制作したコラージュ作品や、10代で自主制作した本など。ジャケットなど音楽関連の作品の中には、故・忌野清志郎さんのバンド「RCサクセション」の20周年記念ビジュアルポスターも。安斎さんがキャラクターデザインのほか作詞・作曲も手掛けたNHKみんなのうた「ホャホャラー」のアニメーションも上映する。

　営業時間は12時～20時（最終日は18時まで）。入場無料。6月4日まで。