渋谷「ギャラリー・ルデコ」(渋谷区渋谷3、TEL 03-5485-5188)5階で5月12日、東京の野良猫を被写体にした写真展「東京 猫語り」が始まった。
展示するのは、3人のアマチュア写真家、星野俊光さん、池口正和さん、原啓義さんが昨年始めた同名ブログ「東京 猫語り」からの出品作。3人は、同ブログ開設まで猫の写真をそれぞれのホームページなどに掲載。「ネットを通じてお互いのことは知っていた」(星野さん)が、昨年5月に池口さんが上京するのを機に面会。猫写真展の開催を目指し共同でブログを運営しながら、各自作品を撮り続けブログに公開してきた。
同展では、昨年から今年にかけてデジタルカメラで撮影し、銀塩プリントした作品を展示。5階をメーン会場に同15日~17日には4階にもスペースを拡張、各フロアでブログ未公開作品を含む約50点を展示する。
「荒涼とした埋立地」(星野さん)、「都会のすき間」(池口さん)、「繁華街の雑踏」(原さん)など3人それぞれが異なる撮影場所を好み、「猫に対するスタンスも全く違う」(星野さん)という。同展では、東京の野良猫を多角的にとらえながら、広大で雑多な「猫たちの東京」を伝える。
同12日~17日は、3階で猫と「旅」をテーマに撮影をする写真家3人による企画展「猫旅~猫棲む街へ~」を同時開催。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。いずれも入場無料。今月17日まで。