青山で創業100年以上の歴史を持つ老舗銭湯「清水湯」(港区南青山3 TEL 03-3401-4404)が4月22日、リニューアルオープンした。
現在のキラー通り付近に「明治時代には開業していた」(店主の大倉正敬さん)という清水湯は、1962(昭和37)年、東京オリンピック開催に向けた道路整備に伴い南青山エリアへ移転。昨年3月1日から改修工事を進めていた。
新施設では浴槽、洗い場などの全館に、ミネラルが少ないことで「石けんの泡立ちが良い」という軟水を使用。「高濃度炭酸泉」「シルク風呂」「ロッキーサウナ」など計5種類の設備を新設した。
水中に二酸化炭素を多く含む高濃度炭酸泉は、皮膚が炭酸ガスを吸収することで血行改善や疲労物質の分解が早まるとされるほか、ミクロ単位の超微粒子気泡を多く含むシルク風呂は、乳化作用が毛穴の老廃物を除去するという。
四代目店主の大倉さんは、「銭湯の主役、お湯にこだわった。近所の人だけでなく、オフィス帰りの人々にもぜひ利用してもらいたい」と意気込む。ロッカーは男女各50個を用意。マラソンやウオーキングなどのランナー向けに荷物預かりサービスも行う。
営業時間は12時~24時(日曜・祝日は23時まで)。金曜定休。入浴料は、大人=450円、6歳以上12歳未満=180円、6歳未満=80円。サウナ利用料は1,000円(入浴料を含む)。