渋谷・公園通りに特設プラネタリウム-メガスター1で「天の川」再現

400万個の星が特設ドームに(写真=「メガスター1」での投影イメージ)©大平技研

400万個の星が特設ドームに(写真=「メガスター1」での投影イメージ)©大平技研

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 渋谷区勤労福祉会館(渋谷区神南1、TEL 03-3462-2511)で5月3日より、400万個の星の投影が可能なプラネタリウム投影機「メガスター1」の上映イベント「渋谷スターライトドーム 渋谷の空から環境を考える」が開催される。

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 同イベントは、旧大和田小学校跡地(桜丘町)で来秋の完成を目指し整備が進む文化総合施設内にオープンするプラネタリウム施設のプレ企画。2001年、東急文化会館の取り壊しに伴う「五島プラネタリウム」閉館以来となる渋谷エリアの「プラネタリウム復活」をアピールする。

 イベントで使う「メガスター1」を製作したのは、プラネタリウムクリエーターの大平貴之さん。大平さんは10歳からプラネタリウム投影機の製作を開始。21歳の時に個人では「不可能」とされていたレンズ投影式プラネタリウムの開発に成功し、注目を集めた。

 当日は、勤労福祉会館3階の体育館にエアドームを特設し、「メガスター1」で星を投影する。同機は「天の川」の再現性の高さが特徴。薄い雲のような光で天の川の星の連なりを表現していた従来の投影機に対し、同機では天の川が星の「集まり」であることに着目。肉眼では確認できない暗い星まで投影することで「奥行き」感を表現、「自然な」天の川を再現する。

 上映プログラムは「渋谷の空に降る400万の星」。大平さんのナレーション付きで、春・夏の星座、天の川、南十字星などを投影する。さらに、天文資料解説員が生解説も行う。上映は1日9回、各20分間。入場無料。各回定員40人。5月10日まで。

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