渋谷・神南のビルの1室に4月1日、往年の「ラジカセ」を中心に扱う専門店「Dubby MAD sound shop(ダビーマッドサウンドショップ)」(渋谷区神南1、TEL 03-5941-6242)がオープンした。
オーナーの浅田健治さんは、2005年に自身の会社を立ち上げ独立。IT、マーケティング事業などを手掛ける傍ら、幼少時代から「友だちのような存在だった」というラジカセ熱が再燃し、中古ラジカセの収集を開始。「好きなことをやっていきたい」との思いから今回の出店にこぎ着けた。
セレクトショップや古着店などが立ち並ぶ渋谷・神南エリアの一角に開いた店舗は、マンションの1室を改装したアットホームな空間。広さ約10坪の店内には、趣味が高じて集めた70~80年代のラジカセがずらりと並ぶ。
店頭に並ぶ約50台のラジカセはいずれも、CDが普及する前に売り出された中古品。ラジカセの魅力について、浅田さんは「ラジカセならではの『アナログ』感がある。テープメディア独特のアナログ文化を残していきたい」と話す。
商品はコンディションによって数千円台のものから高いもので7万円を超えるものも。中には「CDやターンテーブル、iPodなどとつないで聴ける多機能なものもある」(浅田さん)。一部故障などが見られる商品については、販売時に追加料金で修理を代行するサービスも受け付ける。
ラジカセのほか、80~90年代初頭にかけて出回った電子音楽機器やミュージックトイなどの楽器類も取りそろえる。
営業時間は14時~20時(ゴールデンウイーク以降は12時~)。