表参道ヒルズ（渋谷区神宮前4）本館吹き抜け大階段で4月6日夜、デザイントートバッグのチャリティー企画「トート・アズ・キャンバス」のオープニングイベントが開かれ、オリジナルバッグをデザインしたミュージシャンの藤井尚之さん、屋敷豪太さんがライブイベントを行った。

大階段にずらりと並ぶ著名人デザインのトート

　雑貨製造・販売スーパープランニング（静岡県浜松市）のポケット付きトートをキャンバスに見立て、ミュージシャンや俳優、デザイナーら各界で活躍する著名人が自由にバッグをデザイン。オークション形式で集めた収益金を国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」のキャンペーンに寄付するチャリティー企画。3年目を迎えた今年は、約90組（人）が100以上の作品をデザインした。

　同6日のオープニングイベントでは、自身がデザインしたトートを背景に、大階段の中腹で藤井さん、屋敷さんが「一夜限り」の共演。アコースティックギターを手に2曲を披露した。トークイベントには、キャスター、ジャーナリストで環境保護活動を行うNPO法人ガイア・イニシアティブ（港区南青山3）理事の野中ともよさんらが紛争国で苦しむ子どもや企画への思いなどを語った。

　表参道ヒルズ大階段では1週間にわたり、参加著名人のオリジナルトートを展示。市川染五郎さんやルー大柴さん、人気俳優の坂口憲二さん、脳化学者の茂木健一郎さんらバラエティーに富んだ顔ぶれに加え、女性陣では人気ブランド「カリアング」プロデューサーの森本容子さん、女優の萬田久子さん、アイドルグループ「AKB48」からは秋元才加さんや佐藤亜美菜さんら7人が参加した。

　ミュージシャンでは、2005年グラミー最優秀新人賞を受賞した米・人気ロックバンド「マルーン5」も参加。幻想的な色で太陽を描いたモデルの冨永愛さんや、手描きの花が素朴な女優・戸田恵梨香さんのトート、木をモチーフに「どうする～」のメッセージを添えたブラザートムさんの作品など、絵や言葉で著名人が発するメッセージも楽しめる。

　参加者はほかに、中目黒の人気野菜スイーツ店「ポタジエ」のパティシエ、柿沢安耶さん、3年連続の参加となるヒップホップアーティストZEEBRAさん、元プロ野球選手の新庄剛志さん、タレント木下優樹菜さんら。作品は期間中、オークションサイト「クラウンジュエル」に出品され、売り上げを全額セーブ・ザ・チルドレンに寄付する。

　開場時間は11時～21時（日曜は20時まで）。今月12日まで。