恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)は3月20日より、「みそ」を使ったフードなどの限定メニューを扱う複合イベント「MISO(味噌)フェア」を開催する。
今年開業15周年を迎える恵比寿ガーデンプレイスの記念飲食企画第1弾。サッポロビールのビール工場跡地再開発事業として1994年10月に開業した同施設は、ファッション、飲食などの商業区画やオフィス、映画館、美術館、住居など複数の施設を整備し、当時都市開発の代表的存在に。JR恵比寿駅から動く歩道「スカイウォーク」と直結し、恵比寿東口エリアの活性化にもつながった。
同イベントを皮切りに始まるシリーズ企画「15周年グルメフェア~発酵はうまい~」では、今後ゴールデンウィーク、夏、秋、クリスマスの計5回にわたり取り上げる食材を変え、保存性の高さやうま味の凝縮、栄養価など「発酵」の魅力を伝える。
第1弾「みそフェア」に参加するのは、施設内の飲食店20店舗。炭火焼店「鳥焼車屋」(地下2階レストラン街)では、長野県産のしょうゆ甘味となる京都の白みそ、韓国のコチュジャンの3種類のみそで香ばしく焼き上げた「地鶏の味噌焼」(1,180円)を1日10食限定で提供。北海道産の赤みそ「紅一点」を使い、タラバガニやアサリ、豆腐、ジャガイモなどの具材を入れた「北海道」(恵比寿ガーデンプレイスタワー39階)の「北海タラバガニ味噌汁」(780円)も、1日10食の限定メニュー(ディナーのみ)。
和食ではこのほか、日本料理店「音音(おとおと)」(グラススクエア地下1階)が、豚の軟骨を焼酎と麦みそで煮込んだ鹿児島の郷土料理「柔らか豚軟骨の麦味噌煮」(780円、ディナーのみ)を提供。イタリアン「ブコ・ディ・ムーロ」(恵比寿ガーデンテラス弐番館1階)からは、エビの殻から作るアメリケーヌソース煮詰め、アクセントに八丁みそを加えたソースを使ったパスタ「ホタルイカと菜の花の手打ちパスタ『コルツェッティ』」(1,680円)が登場する。
期間中は、海外約20カ国にもみそを輸出する「まるや八丁味噌」(愛知県岡崎市)浅井信太郎社長によるセミナー(同20日、参加費1,000円、定員50人)や、農学者・小泉武夫さんによる「発酵」についての講演会(4月5日)などの関連イベントも。恵比寿三越では、みそ関連食品を販売する限定フェアを開催する。4月12日まで。