多摩美術大学に在籍し、公募展への出品やデザイナーチーム発足など幅広い活躍を見せる現役美大生アーティスト、平川恒太さん初の個展「人間、自然、社会」が3月13日より、渋谷・上原の「GALLERY at lammfromm(ギャラリー アット ラムフロム)」(渋谷区上原1、TEL 03-5454-0450)で開催される。
1987年埼玉県生まれの平川さんは、2007年に多摩美術大学油画科に入学。1年在籍中に、国内美大生の合同展覧会「THE SIX」、都主催の公募展「ワンダーシード」にそれぞれ選出され、同年「未来美術家」遠藤一郎さんがアーティストのプロデュース、支援などを行う「NATURAL HI!!」のメンバーに加入。昨年は予備校時代の講師とともに自らデザイナーチーム「=」を立ち上げた。
一方で公募展への参加も精力的に続け、若手登竜門とされる「群馬青年ビエンナーレ2008」に入選。国際アートフェアにも積極的に参加するギャラリー「ワダファインアーツ」(中央区)などでの企画展に参加するなど、現役大学生ながら年々活動の幅を広げている。
同展では、昨年旅した沖縄の地で感じたことなどをペインティングで表現した新作を披露する。作品に込めたのは「僕らは1匹の人間という動物であり、自然であり、社会を構成する仲間」というストレートなメッセージ。普遍的なテーマ「人間、自然、社会」を切り口に、幻想的な世界観を豊かな色彩で描き出した。
営業時間は12時~20時(土曜=11時~、日曜・祝日=11時~19時)。入場無料。4月27日まで。