国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション」（TGC）が3月7日、国立代々木競技場第一体育館（渋谷区神南2）で開かれ、同実行委員会は来場者数が前回を上回る延べ約22,800人に達したと発表した。

　第1回開催から8回目を迎えた今回は、ファッションイベント「渋谷ガールズコレクション」（以下SGC）が、過去2回の会場だった新木場スタジオコーストから代々木に「初上陸」し、TGC翌日に同会場でショーを開催。SGCでも延べ約19,800人を動員するなど、2日間で延べ4万人以上を集客する盛況ぶりとなった。

　参加ブランドは過去最大の26ブランド。新ブランドでは、モデル梨花さんをブランドアイコンに起用し、人気スタイリスト風間ゆみえさんがディレクションする新ブランド「31 Sons de mode（トランテアン ソン ドゥ モード）」や同8日に日本1号店を出店したLA発セレクトショップ「kitson」がデビューステージを飾ったほか、ビームス、フリーズショップなどの人気セレクトショップも参加。

　「トレンド」ステージには、「セシルマクビー」「リップサービス」「リズ リサ」などSHIBUYA109にも出店するブランド、「デザイナーズ」ステージには「アルバローザ」「rich」などの人気ブランドがそれぞれ登場し、春夏の新作を披露。香里奈さんや山田優さん、マリエさんら人気モデルがステージに華を添えた。

　このほか、俳優の成宮寛貴さん、「BEST BOY OF 2008」に選ばれたDAIGOさんをはじめ、椿姫彩菜さん、中川翔子さんら女性タレントもゲスト出演。ライブステージには女性シンガーのJUJUさん、倖田來未さんらが登場した。

　翌8日のSGCには、109系ブランドを中心に渋谷エリアの若者に人気を集めるレディス11ブランド、メンズ5ブランドが参加。人気モデルの益若つばささん、星あやさんらをはじめ、MCを務めたはるな愛さんや「ファン太郎」としてステージに登場した横綱・朝青龍関ら豪華出演陣が話題を集めた。

　EC事業やネットメディア事業を手掛けるブランディング（港区、旧ゼイヴェル）が2005年に始動したTGCは、人気モデルが特設ランウェイで新作を披露するショースタイルや、ステージ衣装を携帯からその場で購入できるシステムが20代～30代女性の人気を集め、今回は大手自動車メーカーやコンビニ、「眼鏡の街」福井県・鯖江市などと協業。異業種との連動企画も広がっている。