アッシュ・ペー・フランス(台東区)が運営するファッション合同展示会「rooms(ルームス)」は、提案型プロジェクト「rooms LINK(ルームス・リンク)」を新たに発足し、2月中旬より、メーン会場の代々木第一体育館に加え、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)、渋谷パルコ(宇田川町)の3カ所で合同企画を展開する。
ルームスは2000年に第1回を開催し、以降年2回にわたり国内のアパレル・雑貨ブランドによる新作を紹介。これまではバイヤーやメディア向けに商品を見せる「B to B」のかたちを取ってきたが、今回新プロジェクト発足で消費者に直接アピールする「B to C」型のプレゼンテーションに乗り出す。
プロジェクト第1弾は、「渋谷三角(さんか区)」と題し、メーン会場の代々木第一体育館と、B to Cイベントを開催する渋谷パルコ、表参道ヒルズを「三角」でつなぐ。渋谷パルコ「パルコファクトリー」(同パート1・6階)では同13日より、「ペアルック」をテーマにした展示イベントを開催。男女や友人、親子、ペットなど「ペア」をキーワードに各参加ブランドがユニークなペアルックを提案する。
参加ブランドは、人気アクセサリーブランド「e.m.」や、デザイナー梶谷好孝さんが手掛けるジュエリーブランド「YOSHiKO☆CREATiON PARiS(ヨシコ・クリエーション・パリ)」、アシックスの独自ブランド「オニツカタイガー」など。ファッション・雑貨をはじめ、自転車(LORINZA)や馬具(TOKYO RIPPER)、ヨガウエア(SATORU TANAKA)などのアイテムも登場。渋谷パルコでは同企画に合わせ、期間中全館で「ペアルック」関連キャンペーンを展開する(入場無料、3月2日まで)。
表参道ヒルズでは、本館地下3階「スペース・オー」にプロダクト展示区画とミュージアップショップを開設。イベントに伴い、本館壁面にはアーティストryoonoさんのアートワークも出現している。会期中、3会場を合わせ4万人の動員を見込む。今月19日まで。