ミクシィ(渋谷区神宮前2)は11月27日、SNS「mixi」の今後のサービス展開について発表し、社外の開発者、ユーザーらと共同でサービスを構築するmixi Platformの開放を進めるとともに、年齢制限の引き下げや招待状のない新登録制度の導入など利用制限を緩和していく方針を明らかにした。
mixi内でサービス、アプリケーションを開発・提供できるパートナー向けの「mixi アプリ」(β版)を12月11日にも提供開始し、来春にはmixi以外のサービス、アプリケーション、端末で同SNSのデータを活用し付加サービスや新サービスの提供を可能にする「mixi Connect」を公開する。一連の動きに伴い、開発者ら「パートナー」を資金面で支援するファンドの設立準備も進める。
サービスの多様化を見据え、利用制限の緩和も段階的に進める。mixiアプリ公開前日となる来月10日より、従来の18歳から年齢制限を3歳下回る15歳に引き下げるともに、来春には既存の登録ユーザーからの「招待状」がなくても会員登録できる新たな登録制を導入する予定。新規登録時の携帯電話端末認証は、「健全性維持」(同社)のため継続する。
セキュリティー面では、新規登録時の生年月日登録を必須化するとともに、利用規約に反する書き込みを監視するセキュリティーシステムを増強、青少年ユーザーに対しては一部機能の利用制限を設けるなど、健全性強化に向け各種取り組みを強化する。
mixiは2004年2月にサービスを開始。現在登録ユーザー数は1,568万人(2008年9月30日時点)を超える。