表参道にミシュラン3つ星シェフ集結-石かわ・石川さん「ちょっと泣けた」

表参道ヒルズで開かれた「ミシュランガイド東京2009」出版記念パーティーには3つ星を獲得したシェフが集結

表参道ヒルズで開かれた「ミシュランガイド東京2009」出版記念パーティーには3つ星を獲得したシェフが集結

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 日本ミシュランタイヤ(千代田区)は11月18日、3日後に発売が迫った「ミシュランガイド東京2009」(21日発売)に掲載した「星付き」レストランをひと足早く発表し、同日夜、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)で出版記念パーティーを開催した。

広域渋谷圏で唯一3つ星を獲得した恵比寿「ジョエル・ロブション」

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 館内のクリスマス装飾に加え、一面をレッドカーペットで覆った館内の大階段には、マスコットキャラクター「ミシュランマン」とともに、ミシュランガイド総責任者のジャン=リュック・ナレさんらが登壇。ナレさんの紹介で、昨年の2つ星から昇格し3つ星を獲得した日本料理「石かわ」の石川秀樹さんら、3つ星を獲得した料理人が次々とステージに上がり、店を紹介するガイドのページが収められた記念の額を受け取った。

 今年は、昨年より23軒多い173軒の星付きレストランが紙面に並び、累計で星の数は227個と昨年に続き東京が「世界一星の多い街」としてリードを広げるかたちに。パーティー冒頭のあいさつでナレさんは「東京もパリも同じ水準。優れた技術や伝統などますます魅力的な街として外国人にも知られるようになった」と、海外からの東京に対する認識が変化したことについて同ガイドの意義を強調した。

 そろって登壇した3つ星シェフらは緊張の表情を浮かべながらも、3つ星を獲得した若手、石川さんが大勢の報道陣に囲まれ言葉少なげに話す様子を談笑しながら見守るなど、「先輩」として仲のいい一面ものぞかせた。石川さんは「獲得のニュースを聞いたときはちょっと泣けた。評価されてうれしい」と話し、「『おいしい』は料理だけじゃない。ひとりひとりに喜んでもらいたいと思ってやってきたのが評価された」と料理に懸ける思いを語った。

 広域渋谷圏では今年、昨年に続き唯一、恵比寿ガーデンプレイス内の高級フレンチ「ジョエル・ロブション」が3つ星に輝いたほか、同じ建物内にあるカジュアルフレンチ「ラターブル ドゥ ジョエル・ロブション」は星を1つ増やし2つ星を獲得。ピエール・ガニェール氏がオーナーシェフを務める南青山のフレンチ「ピエール・ガニェール・ア・東京」(南青山5)は今年も、3つ星を逃し2つ星に留まった。

 昨年から1つ星を「維持」したのは、そば会席「翁」(恵比寿西1)、原宿「重よし」(神宮前6)などの日本料理勢に加え、共に代官山エリアの「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」(恵比寿西2)、「レザンファン ギャテ」(猿楽町)、青山一丁目駅近くの「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」(南青山2)などのフレンチ勢も。

 1つ星では今年新たに、恵比寿の日本料理店「なすび亭」(恵比寿1)、表参道のすし店「鮨 武蔵」(南青山5)が星を獲得した。

*記事の中に一部誤った情報が含まれていました。関係者の皆さまにご迷惑をおかけしました点、訂正しお詫び申し上げます。

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