シネカノン、渋谷「アミューズCQN」など2劇場の命名権を売却

命名権を譲渡し来月から「ヒューマントラストシネマ渋谷」へと名称変更するアミューズCQN(写真=劇場内の様子)

命名権を譲渡し来月から「ヒューマントラストシネマ渋谷」へと名称変更するアミューズCQN(写真=劇場内の様子)

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 映画製作などを手掛けるシネカノン(渋谷区宇田川町)は11月4日、渋谷エリアで運営する2つの劇場「アミューズCQN」(渋谷1、TEL 03-5468-5551)、「シネ・アミューズ」(道玄坂2、TEL 03-3496-2888)のネーミングライツ(命名権)を売却し、両劇場の名称を変更したと発表した。

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 売却先は、共に総合人材サービスのヒューマントラストホールディングス(千代田区、以下ヒューマントラスト)で、当初契約期間は1年間。両社によると売却金額は「非公開」。12月20日の改名を皮切りに、ヒューマントラストは自社の企業CM上映や劇場スタッフによるポスティングサースなど命名権を活用した企業PRに乗り出す。

 明治通り、宮下公園向かいの商業ビル「cocochi(ココチ)」の7~8階に3スクリーンを構えるアミューズCQNは、「ヒューマントラストシネマ渋谷」へと名称変更。1995年12月のオープン以来、1フロアに「EAST」「WEST」2つの劇場を持ち、国内作品を含むアジア作品の上映も多いミニシアターとして親しまれてきた「シネ・アミューズ」は、「ヒューマントラストシネマ文化村通り」に名称を変える。

 命名権売却についてシネカノンの李鳳宇社長は「今後は使命でもある良質な映画の製作に磨きをかけ、幅広い年齢層のお客様に向けた映画やサービスを『ヒューマントラストシネマ』から発信していく」とコメントしている。

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