国内外の「デザイン」が集結する国内最大級の複合デザインイベント「東京デザイナーズウィーク2008」(主催=NPO法人デザインアソシエーション)が10月30日、神宮外苑絵画館前で開幕した。
敷地内に出現した巨大テント群では、今年で4年目を迎えるロンドン発コンテンポラリー・デザイン見本市「100% Design Tokyo」も併せて開幕、最新プロダクトや日本初公開の商品などがいち早く公開され、会場は多くの報道陣やバイヤーらでにぎわった。
昨年に続き「愛」をメーンテーマに据えた今年は、「100% Design」の新コンテンツとして、建材や装飾部材メーカーによる「マテリアル&ディテール」部門が新登場。初出展となるメーカー各社による木材や床材などの展示に加え、英・気鋭デザイナー、マックス・ラムさんが「素材」をその場でインテリアに変えて行くパフォーマンスなども展開。限られたスペースにいすと照明のみを並べ「書斎」を表現する「MY書斎」展などの企画も用意した。
貨物用コンテナを使った恒例の「コンテナ展」は、1区画に集積してきたエリアを各所に分散し、「街」をイメージした構成に衣替え。リーバイスとコラボレーションしたエキサイト(恵比寿4)やナイキなどの企業コンテナをはじめ、筑波大学大学院と英ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生がコラボし、「食の未来」をテーマに来場者が自由に落書きできるコンテナなどが人気を集めている。
会場内には、J-WAVE主催のオープンテラスカフェも出現。アメリカン・ビーフが協賛し、「アメリカン・ビーフ サンド」(500円)や「アメリカン・ビーフ ステーキピラフ」(800円)などのビーフメニューを提供。カフェは、「100% Design」や欧州デザイナーを紹介する見本市「ブリックファング東京」の各テント内にも登場した。
会期中は、先行スタートした周辺店舗による「SHOP EXHIBITION」も各店舗で同時開催。同日開幕した大規模デザインイベント「DESIGNTIDE(デザインタイド)TOKYO 2008」(メーン会場=六本木・東京ミッドタウン)のショップ・エキシビションが各所で開かれるなど、広域渋谷圏一帯がデザイン一色に染まる。
開催時間は10時~20時(最終入場時間は19時30分、最終日の最終入場時間は17時30分)。100% Design Tokyoは、同30日・31日の16時までがビジネスタイム(同時間帯の一般入場は不可)。入場料(メーン会場・一般)は2,500円。11月3日まで。