「青参道」で複合アート企画-エリア店舗連動、国内外作品紹介

「手」を不気味に表現したデヴィッド・サボラニさんの作品 ©Davide Savorani 協力:AOSANDO ART FAIR

「手」を不気味に表現したデヴィッド・サボラニさんの作品 ©Davide Savorani 協力:AOSANDO ART FAIR

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 青山通りと表参道エリアを結ぶ「青参道」エリア一帯で10月31日より、現代アート界で注目を集める若手アーティストらによる複合アートイベント「青参道アートフェア」(青参道実行委員会事務局=TEL 03-3406-0032)が開催される。

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 「歩き慣れた大通りから、路地へ入って寄り道を」をコンセプトに、昨年から始まった同イベントでは、青参道に集まる店舗の空間を利用し、参加アーティストの作品を展示・販売。2年目を迎える今年は、日本をはじめ、イタリアやアルゼンチンなど海外のアーティストを含む26組が参加。絵画やライブペインティングなど100点以上の作品を11店舗で紹介する。

 海外から初参加するデヴィッド・サボラニさんは、イタリアなど各国でパフォーマーとして活動するほか、絵画や立体オブジェなどの作品を発表。同イベントでは、自身で縫い合わせたピンク色の巨大で「不気味」な「手」の立体作品を出品。セレクトショップ「Wut berlin(ヴット ベルリン)」(渋谷区神宮前5)で展示する。同じく初参加の大山エンリコイサムasOEILさんは、グラフィティ文化をもとに独自で展開する文化理論「ポスト・グラフィティ論」を中心にワークショップやトークショーなどを行う若手アーティスト。独特の曲線を多用した緑色のライブペインティングをヘアサロン「MAKE'S」(神宮前5)で行う。

 このほか、東京を中心に活動する緻密(ちみつ)なドローイング作品を発表し続けるアーティストの永岡大輔さんの作品は、インテリアショップ「H.P.DECO」(神宮前5)内で展開するほか、ベルギー王室の帽子などを手掛けるデザイナーのクリストフ・コパンスさんは、表参道駅近くの自身の店舗「クリストフ・コパンス・トウキョウ」(北青山3)で作品を紹介。人物や動物、工業製品などをモチーフに、しま模様のユニークなデザイン画などを発表する澁谷忠臣さんの作品は、ショップ「compose + H.P.FRANCE Boutique」(北青山3)で展示する。

 期間中は、アートの活性化を目的に活動する人物をゲストに招き、トークイベントシリーズ「アートのまわり」を開催する。11月2日の「Open Museum Projectについて」(第1回)では、外食事業などを手掛けるスマイルズ(目黒区)社長で、自身の個展なども開く遠山正道さんが参加。同3日の「アートにおける宣伝について」(第2回)では、アートマネージメントを手掛ける平昌子さん(TAIRA MASAKO PRESS OFFICE主催)をゲストに招く。いずれも「hpgrp Gallery東京」(神宮前5)で開催。

 表参道ヒルズ(神宮前4)本館大階段では同27日より、64組のクリエーターが「ミッキー」と「ミニーマウス」のトートバッグをデザインしたオマージュ企画「The Artists Who Love Mickey&Minnie」を同イベントと連動して開催する。

 基本的な開催時間は11時~20時(店舗により異なる)。11月3日まで。

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