明治神宮に巨大「オーロラちょうちん」-献灯1,200個・復興50年で

時間の経過とともに光の色が変化する「オーロラちょうちん」。明治神宮御社殿復興50周年記念ライトアップで

時間の経過とともに光の色が変化する「オーロラちょうちん」。明治神宮御社殿復興50周年記念ライトアップで

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 明治神宮・原宿口広場に10月26日夜、約1,200の献灯を並べた「オーロラちょうちん」が出現した。明治神宮御社殿復興50周年を記念し、10月31日・11月1日に開催される夜間ライトアップ「アカリウム」の先行公開点灯式で、同神宮初の夜間ライトアップがひと足先に披露された。

表参道の上空に放たれた2本の光による「光の鳥居」

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 今年は、1945年の空襲で社殿が消失し1958年(昭和33年)に再建されて以来、復興50周年の節目の年。照明デザインは、東京国際フォーラムなどの照明を手掛けたことでも知られる照明デザイナーの面出薫さん(ライティング・プランナーズ・アソシエーツ=渋谷区神宮前5)が手掛ける。

 点灯式には、神宮原宿口広場の特設ステージに、同事業実行委員会委員長で原宿表参道欅会の松井誠一理事長や桑原敏武渋谷区長、面出さんらが出席。著名バイオリン奏者・古澤巌さんの生演奏や点灯セレモニーが行われた。

 特設ステージ横には約1,200もの献灯を並べた「オーロラちょうちん」が点灯。オーロラのように献灯の光が時間とともに変化する。広場前の神宮橋からは設置された2基の大型投光器から2本の光の柱が上空に放たれ、「光の鳥居」が出現。広場前の鳥居から社殿に向かう南参道では、足元から照明で幻想的に参道を照らし出した約800メートルに及ぶ「光のじゅうたん」が敷き詰められた。社殿は、唯一焼失を免れた南神門(しんもん)や外拝殿(げはいでん)、内拝殿(ないはいでん)が「和風」の光で浮かび上がる。

 点灯式であいさつした面出さんは「明治神宮にはきれいな『闇』が宿っている。その清らかさを体験してもらいたいというのが今回の趣旨。わずかな光でも芸術的な光が宿ると言うことを伝えたい。きれいにライトアップした『闇』を、さまざまな仕掛けとともに楽しんでもらえれば」と話した。

 一般公開(10月31日~11月1日)の点灯時間は、各日17時30分~20時30分。期間中は夜間参拝も可能。

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