サッカー2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会・アジア最終予選でウズベキスタンとの対戦を明日に控える日本代表チームに「闘魂」を注入しようと、元プロレスラーのアントニオ猪木さんが10月14日午後、SHIBUYA109(渋谷区道玄坂2)前で行われた応援イベントに出席した。
イベントは、日本代表の公式ユニホームなどを手掛けるアディダス ジャパン(新宿区)が主催したもの。SHIBUYA109前の特設ステージではイベント開始後、サッカー元日本代表の前園真聖さんと小倉隆史さんがスタンバイ。途中、なじみのテーマソングを背景に、この日のために用意されたオリジナル「街頭演説カー」に乗り猪木さんが会場に駆け付けると、ゲストを知らされていなかった観客からは「猪木コール」が起きるなど大きな歓声が上がった。
ステージに登場した猪木さんは「いくぞ」「ダー!」などの気合いを交えながら「応援側も熱くならないといけない。皆さんの応援があれば不可能はない」と応援の大切さを訴え、「元気がなくなった日本に元気を与えてもらいたい。とにかく明日はがんばってくれ。言い訳はいらねえ」と独特の「猪木節」で日本代表に応援メッセージを送った。
途中、「気合いの注入」と称し、猪木さんから「闘魂ビンタ」を浴びた小倉さんと前園さんは、痛そうな表情を見せながらも「ありがとうございました。闘魂が入りました」と表情を引き締め、「明日の試合の意味は大きい。スタンドを青く染めてもらえたら選手たちも勇気100倍」(小倉さん)、「明日はホームでの大事な試合。先取たちにも応援で闘魂を注入してもらいたい」(前園さん)と応援を呼び掛けた。
アジア最終予選は同15日に各地で行われ、勝ち点3の日本はこれまで2敗で勝ち点なしのウズベキスタンと埼玉スタジアムで対戦する(19時30分キックオフ)。