TSUTAYAグループでデジタルコンテンツ供給事業を手がけるTSUTAYA BB（渋谷区恵比寿4）は9月29日、デジタルテレビ向けネットサービス「アクトビラ」上で展開中の映像配信サービス「TSUTAYA TV」で今年12月より、映像コンテンツのダウンロードサービスを開始すると発表した。

　TSUTAYA TVは今年6月、松下電器産業やソネットエンタテインメントなど6社が共同出資するアクトビラ（港区）が運営する同名のデジタルテレビ向けポータルサービス上でVOD（ビデオ・オン・デマンド）サービスを開始。これまでは主に、ストリーミング方式で映像コンテンツのレンタルサービスを展開してきたが、映像作品をハードディスク上にダウンロードして視聴できるダウンロードサービスを新たに始める。

　サービスは、期限付きのレンタルサービス「ダウンロードレンタル」と、ダウンロード映像を無期限で視聴できる販売サービス「セルスルー」の2種類。いずれもコンテンツは高解像度の「ハイデフ」ファイルで、配信作品や価格などの詳細については「サービス開始前に発表する」（同社）。

　TSUTAYAグループでは今年8月、渋谷・円山町のミニシアター「Q-AXシネマ」の館名を「渋谷シアターTSUTAYA」に改めリニューアルオープンしたほか、ブルーレイディスクのレンタルサービスも他社に先駆け全国展開。TSUTAYA TVを含むこれらの新規事業で、取扱タイトルなどとの連携を進めることでシナジー効果を見込んでいる。

　TSUTAYA TVの視聴には、アクトビラに対応した各社のテレビとブロードバンド回線が必要。