表参道の商業施設「GYRE」(渋谷区神宮前5)2階のイベントスペース「EYE OF GYRE」で9月11日午後、ソニーのウィジェットサービス「FLO:Q(フローク)」と100人のクリエーターによるデスクトップ用コラボ時計「Time is Design」の発表会見が行われ、エド・はるみならぬ「エド・鳩(はと)み」時計をデザインした人気お笑い芸人のエド・はるみさんが「先輩」芸人のオリエンタルラジオとともに自身の時計をアピールした。
この日発表されたのは、ブラウザーなどを開かずにPCのデスクトップ上で動作できる100種類の時計型ウィジェット。デザイン集団「エンライトメント」や漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さん、みうらじゅんさんら100人の著名クリエーターが独自の「時」を表現、クリエーターの1人として参加したエドさんは、はと時計をモチーフに「はと」のイラスト部分に自身の顔写真、振り子部分に「グー」マークをそれぞれ当て込んだユニークな時計をデザインした。
先月末、日本テレビ「24時間テレビ 愛は地球を救う」で113キロを完走したマラソンの疲れも感じさせないカナリアグリーンのスーツ姿で登場したエドさんは、「トーキングーにミーティングーを重ね、デザイナーさんと一緒にこだわりを持って作った」と得意の「グー」ネタを交えながら、自身の時計を前に満足げ。1時間ごとにさまざまなポーズで「グー」を繰り返す時計は「見ている人が楽しくなるように作った」(エドさん)という。
マラソンについては、「今日も246沿いをマラソンで…ってそんなことないです!」と司会のオリエンタルラジオに対してノリ突っ込みする場面も。ソニー製品では普段から「VAIO」を愛用しているといい、「テレビCMにもぜひ出たい。(時計は)老若何女問わず使ってほしい」とアピールした。
「フローク」はSNSやブログなどにはり付けられる多機能型ブログパーツサービスとして昨年、正式にサービスを開始。今回時計をデザインしたデスクトップ向けのウィジェットサービスは、今年8月末にサービスを正式スタート。企業向けビジネスモデルとして現在ユニクロ、J-WAVEなどとコラボウィジェットを展開しているほか、ウィジェットのみで現在約4万人の登録ユーザーがいるという。
ソニーでは、今回のクリエーターとの協業で、フロークブランドの認知拡大を狙う。イラストレーターの白根ゆたんぽさんや漫画家・映像作家のタカカカツキさん、ファッションデザイナー津村耕佑さんら各分野で活躍するクリエーターに加え、「ゴルゴ13」「ロディ」などのキャラクターも参加した100種類のウィジェット型時計(すべて無料)は、同11日からフローク公式サイトで提供を開始している。利用には専用アプリケーションのダウンロード(無料)が必要。