「精進ランチ」や写経、瞑想(めいそう)プログラムなどユニークな試みで「高野山」の魅力を伝えようと、南海電鉄、高野山真言宗総本山金剛峯寺が共同企画した期間限定カフェ「高野山カフェ」(事務局=TEL 03-3257-0035)が9月3日、青山・子どもの城近くのカフェ「Hy’s(ハイズ)」(渋谷区神宮前5)内にオープンした。
同カフェのオープンは昨年に続く2年目。6日間で約3,300人を集客した昨年の好評を受け、今年はカフェ内に平安末期の武将平清盛が金剛峯寺に寄進したとされる重要文化財「両界曼荼羅(まんだら)図」(血曼荼羅)の複製も展示。僧侶直々の指導による「写経」「瞑想」プログラムに加え、今年初の企画となる仏教音楽「声明(しょうみょう)」のライブイベント(6日)は、事前予約が満員になるほどの人気だという。
高野山カフェ限定メニューの中でも一番人気は、昨年に引き続き登場した「精進ランチ」(1,260円、1日100食限定)。ジャガイモと豆乳の冷静スープや大和イモ・レンコン・豆腐の精進トマト煮肉など、ベジタリアン料理としても知られる「精進料理」をイタリアンテイストにアレンジし、色も鮮やかなランチセットにした。カフェでは、高野山の老舗ゴマ豆腐を使ったスイーツ「ごま豆腐と季節のマチェドニア」(525円、各1日100食限定)、オリジナルカクテル「高野山の夕焼け」(735円)も提供。
体験企画は、昨年も好評だった「写経」「瞑想」プログラムを今年も実施する。各プログラムは当日予約も受け付ける。営業時間は12時~21時(最終日は19時まで)。9月7日まで。