ユナイテッドアローズ(渋谷区神宮前2、以下UA)の子会社「ペレニアル ユナイテッドアローズ」(港区)は8月29日、基幹ブランド「FRANQUEENSENSE(フランクウィーンセンス)」初の路面店を青山・骨董通り沿いにオープンする。
同ブランドは、セレクトショップの販売手法を取り入れ、「既存のアパレルブランドでは満足せず『等身大』の服を求める」女性をメーンターゲットに据える新ブランド。商品はすべてオリジナルで、UAの経営体制とは異なり、デビュー当初から店舗拡大路線で新たな展開に挑む。
立ち上げ1シーズン目となる今季は、伊勢丹新宿店内と青山にそれぞれ出店する。9月の新宿店オープンに先駆け開業する「FRANQUEENSENSE 青山本店」(南青山6、TEL 03-5464-6907)の店舗デザインは、各国でブランドショップなどのデザインを手掛ける「universal design studio(ユニバーサル・デザイン・スタジオ)」が担当。「モダンさと無機質」を融合し、遮光を生かしたインテリアで開放感ある空間を目指す。店舗面積は約60坪。
チーフ・クリエーティブオフィサーを務めるのは、「バーバリー ブルーレーベル」(三陽商会)、「ユニクロ」などのブランドでデザインディレクターなどを務めた横枕芳美さん。「Precious, but easy(特別なものばかり、でもリアルクローズ)」をコンセプトに打ち出す独自のウエアコレクションと、シューズ・バッグ・帽子などのアクセサリーを扱う。
ウエアは、パーティーなどにも対応する「プレシャス・コレクション」と普段使いの「イージー・クロージング」の2カテゴリーで構成。ウエアと服飾雑貨の構成比は80対20で、商品全体ではオリジナル9割に対し1割が仕入れ品になる予定。うちウエアは95%がオリジナル。
店舗では、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、グウィネス・パルトロウさんら著名人が参加するチャリティー・ファッションプロジェクト「L.E.N.Y.(レニー)」ブランドのTシャツやトートバッグなどの商品を豊富に展開。今後もピンクリボンキャンペーンへの参加や、カーボンオフセット商品の展開など各種プロジェクトを定期的に実践していく。
営業時間は11時30分~20時(日曜・祝日は11時~19時)。