渋谷ハチ公前広場で7月31日、NPO法人ガイア・イニシアティブ（港区南青山3）が主催する植樹プロジェクト「＋1の森」の第1回植樹式が行われ、同プロジェクトで共催する東京ガールズコレクション（以下TGC）出演モデルのひとりで、女優の山田優さんらが出席し、植樹が行われた。

セレモニーであいさつする山田優さん（関連画像）

　同プロジェクトは、渋谷区の道路などに3本ずつ木を植えていき、地域の人々や企業、行政が一体となって温暖化対策を推進する取り組み。TGCはファッションブランドとコラボレートしたオリジナルトートバッグの収益金の一部を同プロジェクトにあてるほか、玉滝村（長野県木曽郡）で育った苗木を提供するかたちで同村などが参加する。このほか渋谷区や渋谷道玄坂商店街振興組合などがプロジェクトに名を連ねる。

　この日のオープニングセレモニーには、山田さんほか桑原敏武渋谷区長や同法人・野中ともよ理事、鴨下環境大臣など計8人が参加。初めにあいさつした野中さんは「一歩前へ出て何かをやっていこうというのが『＋1』。都会に木を植えて、同時に私たちに酸素を供給している山奥の森も元気にしようという作戦」と同プロジェクトを説明。山田さんは「一人ひとりが小さなことを行うことで、すごく大きなことになると思う。環境問題を考えることからまずは心がけてみてほしい」と訴えた。

　植樹は、ハチ公像横の花壇で行われ、各参加者がスコップを手に「ヒノキ」「目薬の木」「コウヤマキ」の苗木を植樹した。「3本」の数字は、3つの木からなる「森」の漢字から発想したという。周辺に集まった渋谷の若者を前に山田さんが笑顔で答えるなど、和やかな雰囲気の中で行われた。