三井不動産(中央区)が外苑前駅近くで開発を進めてきた大型オフィスビル「青山OM-SQUARE」(港区北青山2)が7月22日、竣工(しゅんこう)した。
同ビル計画は、三井不動産が特定目的会社(SPC)「コーラス・プロパティ」を通じ、青山通り沿い旧ハザマビル跡地で2006年3月に着工。建設設計・管理を清水建設、デザイン監修を佐藤尚巳建築研究所がそれぞれ手掛け、ガラスや石、金属を用いる特徴的なフォルムの高層部に加え、エントランスには劇場で舞台と客席を区切る際に使われる「プロセニアムアーチ」(三方枠)を取り入れた。ビルは地上25階・地下3階で延床面積は47,135.25平方メートル。
当初から移転計画が明らかになっていたビジネスソフト大手、日本オラクル(千代田区)は3階~24階に入居。低層階の地下1階~1階には、ビジネスマン、OLや来街者向けの商業テナントも入居する。
地下1階はカフェ「プロント」、コンビニエンスストア「ファミリーマート」、マッサージ「Liu ハリ・マッサージHARI UP」の3店舗が9月1日に同時オープンするほか、10月初旬には地下1階~1階に自動車販売の「レクサス青山店」がオープン。1階には、日本初出店となるスカンジナビアンレストラン「アクアヴィット」(10月初旬)、生花店「第一園芸」本店(9月5日)がそれぞれ出店する。