街頭で自販機に「変身」-プーマ、「新カクレンボ大作戦」とコラボ

パルコパート3近くの通りで行われたパフォーマンスの様子

パルコパート3近くの通りで行われたパフォーマンスの様子

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 公園通りを中心とした渋谷の街頭で7月19日、人がスポーツ用品の自動販売機に「変身」するパフォーマンスが繰り広げられた。

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 パフォーマンスは、プーマジャパン(品川区)が「PUMA RUNWAYコレクション」を訴求するキャンペーンの一環で行ったもの。スカートを使い自動販売機に変身するアーティスト月岡彩さんの作品「新カクレンボ大作戦」とコラボした。作品名は「スポーツ用品自動販売機モデル“Urban Camouflage 4(UC4)”」。

 武蔵野美術大学出身の月岡さんは、スカートに飲料自動販売機の絵柄をプリントしたユニークな作品「新カクレンボ大作戦」を発表。スカートを広げて瞬時に自動販売機に「変身」し、街の風景に同化する。2001年には公募展形式のアートイベント「SICF」でグランプリを受賞し注目を集めたほか、海外でもパフォーマンスを行い現地メディアにも取り上げられている。そのほか、マンホールをプリントした丸いバッグや、消化器の箱に似せたランドセルなどの作品も発表する。

 この日のパフォーマンスでは、コラボ作品のスカートをはいたスタッフ9人がマルイシティ渋谷(渋谷区神南1)のエントランスに登場。笛の合図で、突然スカートを広げて自動販売機に変身するパフォーマンスには月岡さん自身も参加し、同所を皮切りにマルイJAMやパルコパート1、神南プラザビルなど計7カ所で順次披露した。偶然そばを通りがかった通行人の中には、スカートを閉じて初めて「人」と気付く人も。パフォーマンスの合間には同キャンペーンのステッカーを配布した。

 今回のコラボ作品について、月岡さんは「ファッション性を含めて、リアルな『スポーツ用品自動販売機』を作った」と話す。色はプーマのカラー「黒」「黄」「緑」がベース。生地は薄くて軽いものをセレクトしたという。コラボ作品のもととなった「新カクレンボ大作戦」については、「当時、『隠れ身の術』的な作品を考えていて、どこにでもある自動販売機が目に止まり、これに変身すれば場所を問わず隠れられると思った」と、その発想を語った。

 キャンペーンと連動する「プーマキャンペーンモバイルサイト」で、パフォーマンスの動画も配信する。渋谷でのパフォーマンスは7月21日まで行われる。

「変身」前の様子(関連画像)表参道にプーマの期間限定拠点-芝柄スパイク展示(シブヤ経済新聞)「ねずみ小僧」渋谷・街頭ビジョンをジャック-FeliCaプロモで(シブヤ経済新聞)プーマキャンペーンモバイルサイト(携帯サイト)

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