レンタルチェーン大手の「TSUTAYA」（本社＝渋谷区恵比寿4）は7月19日より、全国1,339の全店でブルーレイディスク（BD）のレンタルサービスを開始する。

　同社は今年3月中旬から「SHIBUYA TSUTAYA（渋谷ツタヤ）」（宇田川町、TEL 03-5459-2000）をはじめ、全国10店舗の大型店で試験的にBDのレンタルを開始。「夏の本格導入を見据え、春先から試験的に利用客の反応を見ていた」（同社広報）。

　同19日からは、全店舗にBD専門コーナーを開設。8月下旬までに、「ワーナー・ホーム・ビデオ」「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント」「バンダイビジュアル」3社の約100タイトルをそろえる。

　同19日には「ハリー・ポッター」「バットマン」などの人気シリーズを展開するワーナーの約50タイトルが店頭に並ぶほか、「機動警察パトレイバー」シリーズなどを手掛けるバンダイの10タイトルは同25日にレンタル開始。ソニー・ピクチャーズの「バイオハザード」「007」シリーズなどの作品が8月下旬までに出そろう。レンタル料金は、DVDなどの価格帯と同じ（一部店舗を除く）。

　BDは今年1月、米映画大手ワーナー・ブラザースが自社ソフトをBD規格に1本化すると発表したことで、東芝などが開発するHD-DVDとの「次世代DVD規格争い」に事実上勝利。家電メーカーなどを中心に今後BDの市場拡大が予想される中、TSUTAYAではBDレンタルにいち早く乗り出している。ネット宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」でも同様のBDタイトルを扱う。

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