シチズン時計(西東京市)は6月23日、表参道にデザイン拠点「CITIZEN DESIGN STUDIO」(渋谷区神宮前5)を開設する。市場の消費動向の中でも「デザイン」に重点を置き、情報収集やモニタリングなど新たなアプローチで、これまでの作業環境や業務過程の見直しを図る。
場所は、表参道ヒルズ向かいの「日本看護協会ビル」裏手。総床面積は約224.73平方メートルで、施設にはデザイナーと市場調査を行うマーケッターが常駐する。目指すのは、「クリエーションの独立性・独自性」。立地特性を生かし、アーティストとの交流や共同企画推進の場に充てる。
PR活動拠点として、編集者などプレス関係者との情報交換も強化する。新作リリース時のプレスプレゼンテーションやサンプル貸し出しを積極的に行うことで情報発信力を強化する。同様のコンセプトの拠点を、今後北米や欧州などに開設する構想もあるという。