6月14日、渋谷にオープンするドーナツ店「クリスピー・クリーム・ドーナツ渋谷シネタワー店」（渋谷区道玄坂2、TEL 0120-49-1072）の内覧会が同11日に開かれ、既存店とコンセプトを変えた新たな内装やドーナツ作りの様子をガラス越しに伝える定番の「ドーナツシアター」などが披露された。

　米人気ドーナツチェーン「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の日本6号店として渋谷エリアに初登場する同店は、国内で初めてシネマコンプレックス内に出店。道玄坂「渋東シネタワー」（道玄坂2）1階に開く店舗は、これまでロゴなどを壁面に多用しレトロ調に統一してきた内装を、白を基調としたシンプルなものに一新。店の「顔」でもあるドーナツシアターのガラス窓の高さを広げるなど渋谷店ならではの工夫も凝らす。

　定番ドーナツ「オリジナル・グレーズド」を作る際の赤いサイン「ホットライト」は、ビルのエントランスから奥まった店舗位置に配慮し、店頭だけでなく道玄坂沿いにも設置、集客を図る。店舗面積約271平方メートルの店内には、国内最大規模のイートインスペースに全61席（カウンター9席）を設ける。

　グランドオープンは、地下鉄副都心線開業日と同じ6月14日。埼玉県和光市方面から池袋、新宿を経て渋谷に至る副都心線の開業で各地域のエリア間競争も加熱する中、この日に照準を定めた。

　クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンPRマネージャーの大和良枝さんも「副都心線開業は意識している。シネコン内の出店で若者や家族連れなど幅広い客層が見込める。特に20～30代女性に支持される店舗になるのでは」と分析する。

　クリスピー・クリーム・ドーナツといえば、甘くふんわりとした焼きたてのドーナツを求めできる長蛇の列が「名物」にもなっているが、店外には警備員を配置。「開業前に何度もシミュレーションをして行列はシネコンの中で収まるように配慮する」（同）という。店舗では、渋谷店限定商品を含むTシャツやタンブラー、マグカップなどのオリジナルグッズも販売。

　営業時間は7時～23時。

渋谷に「クリスピー・クリーム・ドーナツ」－渋東シネタワーに出店へ（シブヤ経済新聞）人が動く、街が動く－開業目前！東京メトロ・副都心線「渋谷駅」の全容と未来（シブヤ経済新聞特集）クリスピー・クリーム・ドーナツ、新宿南口に日本初上陸（新宿経済新聞）有楽町イトシアに「クリスピー・クリーム・ドーナツ」日本2号店（銀座経済新聞）「クリスピー・クリーム・ドーナツ」立川に4月出店－西東京初店舗（立川経済新聞）