渋谷・宮益坂沿いに4月下旬、防衛省・自衛隊が民間委託した広報スペース「自衛館」(渋谷区渋谷1)がプレオープンした。
同館は、防衛省・自衛隊が自衛官の募集拠点として開設した施設。博報堂(港区)に運営を委託し、イベント運営などを手がけるライチャスインターナショナル(中央区)が内装やディスプレーなどのディレクションを手がけた。館内は、壁面を「白」で統一、エントランス付近をガラス張りにすることで入りやすさを演出した。延べ床面積は約36平方メートル。
スペース内には、自衛隊員募集パンフレットや同省が編集協力している雑誌「MAMOR(マモル)」を置くほか、陸・海・空の制服や艦船模型などを展示する。制服は、海上自衛隊のセーラー服や陸上自衛隊の迷彩服、制帽など実際の現場で使用されているものがそろい、試着、写真撮影(無料)も可能だ。
模型はすべてガラスケースに展示。航空自衛隊の「ブルーインパルス」や護衛艦「イージス艦(1号)」に加え、陸上自衛隊の「73式小型トラック」チョロQなども紹介。壁面には、自衛隊のポスターやカレンダー、戦闘機の写真パネルなどを展示、モニターでも自衛隊のDVDを上映するなど、自衛隊の魅力をアピールする。ターゲットは10代後半~20代全般の若者。
同スペース担当者は「今後はスペースを活用したイベントも開催していきたい。当館の反応を見て、2号館、3号館の展開も検討している」と話す。
運営時間は11時~19時。水曜定休。正式オープンは7月。
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