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短編映画祭「SSFF」開幕セレモニーに浅野忠信さん、中村獅童さんら

トロフィーを手に撮影に応じる「R246 STORY」の監督勢。左から浅野さん、須藤さん、VERBALさん、ILMARIさん、中村さん、ユースケさん

トロフィーを手に撮影に応じる「R246 STORY」の監督勢。左から浅野さん、須藤さん、VERBALさん、ILMARIさん、中村さん、ユースケさん

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 短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)&アジア2008」のオープニングセレモニーが6月5日、ラフォーレミュージアム原宿(渋谷区神宮前1)で行われ、オムニバスショートフィルム「R246 STORY」で監督を務めた浅野忠信さん、中村獅童さんら6人が登場した。

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 セレモニーでは冒頭、同フェス実行委員長(アジア)の別所哲也さんが同フェスの10周年を報告。今年度「話題賞」を受賞した「R246 STORY」の監督勢、俳優の浅野さん、中村さんとユースケ・サンタマリアさん、元格闘家の須藤元気さん、VERBALさん(m-flo)、ILMARIさん(RIP SLYME)らが拍手喝采(かっさい)の中、壇上に迎え入れられた。

 R246 STORYは、「国道246」を舞台にした6本のオムニバス短編作。壇上でトロフィーが授与されると、各監督が自身の作品についてコメントした。普段から246をよく走るという浅野さんは「(車道の)柱が十字架に見えるスポットがあって、すごいファンタジーに巻き込まれる。それで少し変わった映画を撮ってみた」。監督初挑戦の須藤さんは「ありふれた日常の中に『非日常』を作りたいという思いで挑んだ。この勢いで他の映画祭も攻めてみたい」と次回作への意欲をのぞかせた。

 近未来風のサングラスにユニークなスーツ姿で登場したm-floのVERBALさんは今回、CDセールスの低下や音楽業界の変化に対して、アーティストがどのような反応を見せているのかに迫ったドキュメンタリーを製作。「ミュージシャンとしてもすごい勉強になった」と振り返った。同じくミュージシャンで、渋谷のクラブに若いころから通っていたというILMARIさんは、思い出の地を舞台にした作品に友人を出演させたエピソードも披露。永作博美さん主演の「弁当夫婦」を監督したユースケさんは「食べ物が出てくる映画が好きで、おいしそうなお弁当を撮りました」とコメント。

 豪華監督陣のインタビューでも会場をひときわにぎわせたのが中村さんのコメント。「オープンカーに乗って246を走りたいなという夢がかなった」と映画の感想を述べた後、「やっとプライベート以外のことが話題に上るということでうれしいなと思ったら、昨日親知らずの歯が腫れちゃった(笑)。カメラさんは左から撮ってください」と笑いを誘った。記者からプライベートの話を振られても、「親知らずの歯が腫れていて」と質問をかわす一幕も見られた。

 セレモニーでは、今回新たに開設した3部門も発表。「ストップ! 温暖化部門」の審査員は、中田英寿さんや土屋アンナさんらが務める。女性監督を特集する部門「Dior CHRISTAL プログラム」は、仏高級ブランド「クリスチャン・ディオール」とのコラボレーションで新設。初のオンライン部門として「MSNビデオアワード」も新設された。

 「ショートショート フィルムフェスティバル」は、世界の短編映画を紹介するアジア最大級の短編映画祭。最長25分の規定時間内で作られた短編フィルムを日米で公募、今年は約3,000点に上る作品が集まった。期間中、「インターナショナル」「アジア」「ジャパン」の3部門から成るコンペティションで、約80本のノミネート作品の中から優秀作を選出する。

 会場はラフォーレミュージアム原宿と、横浜・みなとみらいのショートフィルム専門劇場「ブリリア ショートショート シアター」、六本木「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」(オールナイト、同6日~7日)、表参道ヒルズ「スペース・オー」(ストップ!温暖化 エキシビション、同7日~8日)。

 チケット(1プログラム)は、一般=1,000円(前売り)、1,200円(当日)、学生=800円、シニア・障害者=600円。開催期間は6月6日~14日。

ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2008「ショートショート フィルムフェス」概要決まる-10周年新設企画も(シブヤ経済新聞)「ショートショートフィルムフェスティバル」が横浜で初開催(ヨコハマ経済新聞)浅野忠信さんら6人が監督に-映画「R246 STORY」製作発表(市ケ谷経済新聞)

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