食べる

アート書店「ナディッフ」が恵比寿に復活-複合アートビル新築へ

「NADiff」新店舗がオープンする通りの様子。写真中央は現在建設工事が進む新築ビル

「NADiff」新店舗がオープンする通りの様子。写真中央は現在建設工事が進む新築ビル

  • 0

  •  

 昨年5月に閉店し、復活が待たれていた表参道のアートショップ「NADiff(ナディッフ)」が今年7月、新天地・恵比寿で営業を再開することが明らかになった。

[広告]

 ナディッフは1997年3月、表参道から1本入った裏通りのビル地階にオープン。和書・洋書を問わず美術書、写真集など独自性のある書籍セレクトや、店内ギャラリー空間で開催する企画展などを通じ、「アートファン」の間で親しまれてきた。

 店舗は昨年、入居するビルの解体に伴い閉店。閉店後は「それほど時間をかけずに、新たな地、新たな容れ物、新たな名前でお会いできる」(同店)との「告知」もあり、表参道店に代わる新拠点の発表が待たれていた。

 ナディッフを運営するニューアートディフュージョン(渋谷区恵比寿2)は5月15日、新拠点の概要を正式発表。恵比寿駅東口、通称「たこ公園」近くのオフィスビルが立ち並ぶ通りの裏手に新店舗を開設することを明らかにした。昔ながらのアパートが隣接する路地裏に現在建設中の新築ビルは、地上4階・地下1階の「複合アート空間」。

 店名も新たに「NADiff A/P/A/R/T(ナディッフ・アパート)」として再始動する新店舗は、地下1階と1階に出店。売り場面積は約30坪。現代美術に特化した書籍中心のセレクトで、旧店舗のコンセプトを継承しながらも、「メーンストリームとは一線を画した」(同社)店舗を目指すという。扱うのは、アート、写真に関する洋書、カタログやインディーズ書籍などの和書、アートグッズ、マルチプル作品など。

 2~3階には、「NADiffGallery」を含む「複数」のギャラリースペースが出現する。すでに、六本木・芋洗坂のギャラリー「magical, ARTROOM」の移転も決定。Gallery NADiffでは、国内外の若手、新人を中心に年間10本程度の企画展を開催し、美術、写真、デザインの各作家による表現の場に充てる。4階は「アートピープルの止まり木となるカフェ&バー」(同社)が出店予定。

 全館オープンは7月7日を予定している。

NADiff表参道のアート書店「ナディッフ」が閉店-年内に新店出店へ(シブヤ経済新聞)

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース