東京メトロは、6月14日に開業を予定していた地下鉄副都心線の開業日を同日に正式決定するとともに、開業区間の運賃を発表した。
新たに開通する渋谷-池袋間の運賃は大人190円と、すでに地上で両駅をつなぐJR各線(山手線、埼京線)の運賃160円に比べて30円高い。一方、池袋-和光市間の既存ラインを含めると、渋谷-和光市間は大人270円となり、JRと有楽町線を乗り継ぐ現在よりも、運賃は120円安くなる。
開業に伴い、接続する各社線との乗継割引も適用する。割引を適用する各路線については東京メトロと各社線の両線で大人10円を割り引くため、適用区間の連絡乗車券は1枚につき合計20円の割引となる。適用されるのは、いずれも東京メトロ線と連絡する小田急電鉄線、京王電鉄線、西武鉄道線、東急電鉄線、東武鉄道線。東京メトロ内の運賃も、一部の区間(221区間)が現行運賃と比べ30円~40円安くなる。
運賃のほか、開業翌週の6月16日から、平日朝ラッシュ時に女性専用車両を導入することも明らかになった。導入するのは和光市-渋谷間の列車32本で、10両編成、8両編成ともに渋谷方面行きの最後部車両を平日朝ラッシュ時のみ女性専用車両とする。
1日の乗降人数は渋谷-池袋間で約15万人を想定。駅単体では、渋谷が6万人、明治神宮前駅が2万人、北参道が1.1万人の乗降を、それぞれ見込んでいる。
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