渋谷・モヤイ像に4月11日、新パーツの「腕」が登場した。渋谷を代表する「巨大な顔」に添えられたのは、像と同じほどの高さの巨大な「腕」。繊維強化プラスチック(FRP)を用い、モヤイ像に溶け込む精巧な作りになっている。
「変身」は、ビーチなどの観光地で知られる東京都「新島村」の観光プロモーションの一環。JR渋谷駅南口のシンボルとして「待ち合わせスポット」としても親しまれてきたモヤイ像だが、東京都移管100周年の1980年、像を渋谷区に寄贈したのが、この新島村。ゴールデンウィークからの本格的な観光シーズンを前に、新発売の缶コーヒー「ネスカフェ匠」(ネスレ日本)が協賛し、モヤイ像周辺で複合企画を展開する。
12日に行われるキャンペーンでは、新島村産業観光課のスタッフが海のモチーフをあしらった法被に身を包み、島衣装を着た新島女性たちとともに、パンフレットや地元特産品などを配布。モヤイの「原石」でもある新島特産「コーガ石」の重量当てクイズや空き缶拾いなどの参加型イベントを開き、新島の魅力をアピールする。
新島村・出川村長は、「助け合う」などを意味する地元民の「モヤイ」という言葉の起源を説明し、「いつもかわいがって下さってありがとうございます」とあいさつ。除幕式には地元サーファーも参加し、ビーチクリーン活動の紹介などで「サーファーの島」をアピールした。新島村商工会の前田会長は「渋谷は若者が集まる街。ぜひ観光に訪れてほしい」と話している。
配布特産物は、新島の白砂とくやさの干物の真空パック(数量限定)で、12時~、13時~、14時~の3回にわたり、それぞれ先着50セットを配布。クイズと空き缶拾いイベントの参加者には、ネスカフェ匠を進呈する。開催時間は12時~15時。
「モヤイ像」がドレッドヘアに初変身-プロモーションの一環で(シブヤ経済新聞)モヤイ像が「ドレッドヘア」に変身-トヨタカップのプロモで(シブヤ経済新聞)ネスカフェ、大覚寺・天龍寺でサンプリングイベント(烏丸経済新聞)新島村ホームページ