渋谷「Bunkamura」(渋谷区道玄坂2)は4月2日より、女性木版画家・風鈴丸(ふうりんまる)さんの木版画展「風鈴丸 木版画展-なつかしい あたたかい風が やってきた-」を開催している。
風鈴丸さんは、日本の木版画家として知られる牧野宗則さんを父に持つ、静岡県出身の若手木版画家。独特の色合いで表現される作品は、色をいくつも重ねる浮世絵の技法「多色刷り」を用いており、版木を彫り、その版を重ねて刷るすべての工程を自身で手がけたもの。今回の個展は2006年以来3度目。
同展では、数点の新作を含む1991年からの作品約50点を展示・販売する。木版画以外にも、近年活動の幅を広げる油絵や樹脂人形などの作品も展示。同5日には、風鈴丸さんによる木版画制作の実演&トークイベントも行う。
開催時間は10時~19時30分。入場無料。4月13日まで。