ポストパンク・ロックの重要バンドとして1970年代終わりに活躍した「ジョイ・ディヴィジョン」のボーカル、イアン・カーティスの波乱の人生を描いた映画「コントロール」の公開を記念して、渋谷・シネマライズ(渋谷区宇田川町、TEL 03-3464-0051)で3月22日、オールナイトイベント「UKロック ナイト」が行われる。
イアン・カーティスは、70年代後半に結成されたイギリスのバンド「ジョイ・ディヴィジョン」のボーカリスト。パンク・ロックの後に出てきた音楽ジャンル、ポストパンク・ロックの重要バンドとして活動していたが、1980年にイアン・カーティスが23歳の若さで自ら命を絶ったことでバンドは休止。残されたメンバーは新たにボーカルを迎え、バンド名を「ニュー・オーダー」に改めて活動を続ける。
映画「コントロール」は、フォトグラファーのアントン・コービンさんの初監督作品で、今年のカンヌ国際映画祭で「カメラドール賞(新人監督賞)」「英国インディペンデント映画賞」など5部門を受賞。コービン監督は、U2、ビョーク、ドリームズ・カム・トゥルーなど世界のアーティストの写真を撮り続けるフォトグラファーとしても知られる。
オールナイトイベントでは、同作のほか、イギリス・マンチェスターのミュージックシーンを描いた「24アワー・パーティー・ピープル」、パンク・バンド「クラッシュ」のフロントマン、ジョー・ストラマーの人生を追った「ロンドン・コーリング」の3作品を上映。トークショーも行われ、音楽雑誌「MUSICA(ムジカ)」編集長の鹿野敦さんをゲストに招く予定。
開催時間は22時45分~翌6時10分(トークショーは23時~)。料金は2,800円。映画「コントロール」は、シネマライズほかで公開中。
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