中小企業基盤整備機構は3月下旬、表参道に地域中小企業がテストマーケティングを行えるアンテナショップを開設する。首都圏での販路拡大や東京進出を目指す中小企業の支援を目的に、地域ならではの伝統を生かした雑貨類や食品などを展開、観光商品のPRで首都圏客の呼び込みも狙う。
施設は、経済産業省中小企業庁が昨年スタートした新規事業支援施策「中小企業地域資源活用プログラム」の一環として開業。同プログラムは、各地の地域資源を活用し、新サービスや新商品開発につなげる支援施策で、5年間で1,000件の新事業発足を目指している。
アンテナショップは、表参道から徒歩1分、青山通りを1本入った路面に開く。1階~3階の3フロアで、店舗面積は約170坪(延べ床面積=約200坪)。1階では雑貨やインテリア、観光商品を展開、2階では食品販売に加え、飲食スペースも開設する。3階は、商談コーナー、イベントスペースのほか事務所として機能。展開商品は約500点を予定している。
店では商品の紹介や食体験などを通じ、「都会の新しい暮らし」を提案していく構え。ターゲットは、20~40代の女性やバイヤーなど。3月下旬にプレオープン後、4月上旬のグランドオープンを目指す。
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