恵比寿三越(恵比寿ガーデンプレイス内=渋谷区恵比寿4、TEL 03-5423-1111)は今年4月の伊勢丹との経営統合に伴い、3月上旬より順次、新規・リニューアル店舗をオープンする。
リニューアルでは、従来からのコアユーザーである30代後半~60代以外の層以外にもターゲットを広げ、主にビューティーやキッズのMDを強化。「より幅広い世代」(同店)の取り込みを狙うという。リニューアル区画は、新規16店舗を含む全27区画。
本館地下1階には、米人気ブランド「バナナ・リパブリック」(メンズ・レディス)のほか、天然素材中心の独自商品と欧米のインポートを扱う衣料・雑貨セレクト「サラウェア」が新規オープン。メンズでは、英名門紳士ブランド「チェスターバリー」のカジュアルショップが出店する。
グラススクエア地下1階には、婦人アパレル3店舗が出店。NYコレクションにも参加する「ビーシービージーマックスアズリア」は、ドレスやカジュアルウエア、アクセサリー各種を展開。「コルディア エ ファーム」はワールドが手がける今春デビューの新業態。ビギグループの新コンセプトショップ「ジヴェル」では、「wb(ダブルビー)」など独自ブランドを中心に「大人のラグジュアリー」を提案する。
英老舗高級ブランド「アクアスキュータム」のイメージを一新し「モダン」を追求した「AQアクアスキュータム」と、キレイめカジュアルを軸に女性らしいミックススタイルを提案する「ブロンド ブラッシュ」は、共に本館1階に新規出店。
ベビー&キッズは本館地下1階に集積。「都会の子ども」に向け、オリジナルブランドと人気ブランド「green」のベビーラインで構成する「ブットイットオン」と、素材やカラーリングにこだわったナチュラル系アイテムをそろえる「ラグマート」がそれぞれ新規オープンする。同フロアには、ファッション雑貨のセレクト「ヴェリタス」、ビーズアクセサリーショップ「ウィステリアキョウコ」もニューオープンする。
2階には、リニューアルのメーンでもあるビューティーショップ、サロン3店舗が新規出店。「オーガニック・エレメンツ」は、伊オーガニックコスメブランドの日本1号店。オーガニック植物を主成分とした製品は、スパなどでも使用され、カラーやフレグランスで「五感を刺激する」セラピーも取り入れるという。リラクゼーションサロン「ティヨール」では、独自のハーバルオイルを使い、フェイス、ボディーマッサージを行う。「ジェニファーラッシュボーテ」は、まつ毛エクステンション専門メーカーによる直営サロン。
このほか、本館地下1階は「ゆーといぴあ」(知育玩具)、「ポールスチュアート」(メンズファッション)、「資生堂」(化粧品)、「エーグル」(レディ、メンズ、キッズファッション)など既存10区画がリニューアル。グラススクエア地下1階「グローバルスタンスプラス」(メンズ・レディスファッション)もリニューアルを行う。
3月7日を皮切りに、同28日までに新規出店・リニューアルを終える予定。三越と伊勢丹は4月1日に経営統合を行い、持株会社「三越伊勢丹ホールディングス」が発足する。