ミクシィ(渋谷区神宮前2)は3月3日、SNS「mixi」で4月1日から施行する新たな利用規約を、会員ユーザー向けに発表した。
利用規約の改訂は、mixi内でのサービスの複雑化などに伴う「サービスの向上」(同社)の一環として行うもの。mixiの新利用規約では、これまで「禁止行為」「免責事項」など大枠の5項目内で個条書きにしてきた利用規約を、全23条と付則に全面改訂する。昨年1月にサービスを開始した「mixi動画」の利用規約も一部改訂するとともに、「有料サービスの利用規約」も新設する。
新たな「mixi利用規約」には、昨年サービスを開始した「mixi動画利用規約」(現行)ですでに明記されている、使用許諾などの条項も新たに盛り込まれる。第17条「日記等の情報に関する権利」、第18条「日記等の情報の使用許諾等」などの項目がそれ。
ミクシィは、うち18条で触れているユーザーが作成した日記、著作物などの情報について、「ユーザーが投稿した日記などの情報(公開している自主作成の映像やイラスト、テキストなど)の使用に関して、当社が無断で使用することはない」とし、ユーザーの了承を得ずに日記などの情報を商用利用する可能性を否定。これまで人気コンテンツなどが実際に同社の手で書籍化された事例はなく、今後も「ユーザーの事前の了承なしに(書籍化などを)進めることはない」(同社広報担当者)という。
同社では利用規約について、「今後ユーザーの理解しやすい内容になるよう引き続き検討していく」としている。
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