学生と求人企業とのマッチング事業を手がける「ミレニアム」(世田谷区)は、全国の学生フリーペーパーを集めた展覧会「student Freepaper Exhibition」を渋谷・神南で開催している。会場は、ファイヤー通り沿いの「RAMP BAR」(渋谷区神南1)。
同展では、北は北海道から南は沖縄まで、全国の大学で配布する約70種類の学生フリーペーパーを展示する。手にとって中身を確認できるほか、在庫のあるものは持ち帰ることもできる。街の飲食店のクーポンを載せたものや、秋葉原など地域に特化したもの、芸能人のインタビューを載せたものなど、どれも企業が配布するフリーペーパーに引けを取らないほど作り込まれている。「ミレニアム」によると、現在学生フリーペーパーは年間200~300万部が発行されており、その大半が企業の広告を載せることで経費の一部をまかなっている。
同展を主催する同社の社長、山川雄志さん(22)は現役の大学生で、学生と企業のマッチング事業などを中心に手がける。学生フリーペーパーのイベント「Student Freepaper Forum」をこれまでに2度行い、同イベントの企画「全国フリーペーパーコンテスト」で受賞した作品も同展で展示している。
学生が手がけるフリーペーパーについて、山川さんは「ブームから文化になりつつあるという印象がある。コンテンツに力を入れているので作品に近く、どれも完成度の高いものばかり。中には地域活性化に一役買っているものもあり、非常に信頼性の高い媒体だと思う」と話す。
開催時間は11時~21時。入場無料。2月26日まで。