国内の肖像写真で第一線に立つ写真家、稲越功一さんの写真展「百一人の肖像」が2月21日より、東急百貨店本店(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-3111)で開催される。
稲越さんは、1970年にフリーランスの写真家として活動を始め、国内外で個展を開く中1980年に講談社出版文化賞を受賞。「男の肖像」「女の肖像」「Ailleurs」「女たちの銀座」など、数多くの作品集をこれまでに発表している。
同展では、雑誌「読売ウィークリー」に2年間(2005年4月~2007年4月)にわたり掲載した一連の写真「百一人の肖像」を展示。矢沢永吉さんやなかにし礼さんをはじめ、故・黒川紀章さんなどジャンルを超えた日本の著名人101人のモノクロ写真が並ぶ。
著名人のそれぞれに違う一面を写し取った今回の連作に対し、稲越さんは同店の公式サイトで「私はこの30年間、日本の第一線で活躍してこられた方々を撮影してきた。(中略)そこには人生の季節を大切に重ねてこられた深みのある顔を見ることができた」とコメント。
開催時間は11時~19時(月曜定休。1月14日は営業、)。入場料600円。2月27日まで。21日14時からは稲越さん本人によるギャラリートーク、23日14時からは奥田瑛二さんとの対談も行われる。