渋谷区は2月15日、渋谷区コミュニティーバス「ハチ公バス」の3路線目のルートとなる「神宮前・千駄ヶ谷ルート」を今月29日から運行すると発表した。運行は富士急行グループのフジエクスプレス(港区)に委託する。
新設される「神宮前・千駄ヶ谷ルート」は、渋谷駅をスタートして渋谷区役所を経由、神宮前、千駄ヶ谷、代々木地区を循環する。途中、表参道~青山通り~キラー通りを通ることから、一般客や買い物客らの利用も見込まれる。同区域にバスのルートがないことや、地元住民の要望などを受け運行することになった。ルート上の49カ所にバス停を設け、15分間隔で運行する。
使用するバスは、これまでと同じ日野自動車の「ポンチョ」だが、1路線目や2路線目のルートを走る初代ポンチョは2005年で生産中止となったため、箱型の2代目ポンチョが新ルートを走る。ボディーカラーは青を基調としたデザイン。定員は35人。
「ハチ公バス」は、2003年3月に渋谷区内を循環するコミュニティーバスとして、渋谷区役所を起点に恵比寿、代官山地区を結ぶ「夕やけこやけルート」の運行を開始。翌2004年9月には、渋谷区役所から本町・笹塚地区を結ぶ「春の小川ルート」の運行を開始している。
運賃は100円(小学生未満は無料)。運行時間は8時~20時。新ルートでは、パスモやスイカも利用できる。
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