東急百貨店東横店（渋谷区渋谷2、TEL 03-3477-3111）は2月28日、東館3階服飾小物売り場を約8年ぶりに改装し、リニューアルオープンする。

　リニューアルは、顧客ターゲットをキャリア層とし2006年から順次改装してきた上下階の化粧品、アクセサリー、婦人靴売り場と連動した再編集。独自性のあるトレンド色の強い品ぞろえでMDを改善し、フロア環境も整える。売り場は「イベントスペース」「ベーシック」「シーズン」の3区画で構成。各カテゴリーの品ぞろえを強化し、「東横店を代表するトレンド発信フロア」（同百貨店）を目指す。

　新設する「イベントスペース」（約4坪）では、約2～3週間の短いサイクルで国内クリエーターや話題性のあるアイテムなどを紹介。買い回りの「起点」として幅広いアイテムを展開し、顧客にアピールする。「ベーシック」ゾーンには、靴下やハンカチ、財布などの「定番商品」を集積。「ブロンドール」（靴下）、「ツモリチサト」（財布）などの新規ブランドを誘致し、消耗品ながらも「質の高い」定番品でグレード感を引き上げる。同ゾーンでは新たに、ギフト需要なども見込める紳士財布の展開も始める。

　「シーズン」ゾーンは、スカーフや手袋、傘、サングラスなどシーズン対応のアイテムを扱う区画。オープン後は担当バイヤーがセレクトしたインポート商品や東急百貨店オリジナル商品も投入する予定。

　リニューアル投資額は約1億4千万円。初年度売り上げで前年比111％を目指す。

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