ムジャキフーズ(渋谷区恵比寿4)は1月9日、恵比寿に新業態の鉄板焼き店をオープンする。「うかい亭」などの有名店で修行を積んだ椎谷貴子さんがシェフを務める「女流」鉄板焼き店で、メニューや内装にも「女性ならでは」の感性を随所に取り入れるという。
店は恵比寿駅東口エリアの路面に、戸建て2フロア計約31坪の規模で開く。店舗名は「女流(わたしりゅう)鉄板 TAKAKO」(渋谷区恵比寿4、TEL 03-5792-4551)。シェフの椎谷さんは、ミシュランガイド東京版でいずれも星の付いたホテルオークラ東京「さざんか」や「うかい亭」で約10年間修行した後、ムジャキフーズが採用する「トラスト方式」で独立にこぎつけた。
同方式では、飲食店経営を目指す独立志願者が審査を通過すると、個人事業主として同社から店舗運営を受託できる制度で、これまでにも多くの志願者が「大将」となり、経営を任されている。椎谷さんは結婚後家庭に入ることも考えたというが、今回この方式で独立を実現させた。
店舗は、木造の戸建てを改装。オープンキッチンを採用した1階と、ソファ席(全16席)が特徴のカフェ、ドリンクスペースの2階で構成し、2階に上がる階段横には椎名さんがセレクトした北欧テキスタイルの壁紙をあしらった。「女性ならではの視点」を大事にするため、スタッフは全員女性という。1階の客席数は、カウンター、個室を含む17席。
料理は有機野菜や国産牛にこだわり、ディナーは6,000円、8,000円、12,000円の3コースを用意。ランチは1,400円~。「素材の味を引き出す」塩は、15種類を用意するほか、ドリンクではミネラルウオーターも14種類を取りそろえるという。