山梨の納豆メーカーが都内進出1号店-イートイン、納豆自販機も

「納豆工房・せんだい屋 池尻店」店内イートインの様子

「納豆工房・せんだい屋 池尻店」店内イートインの様子

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 池尻の国道246号線沿いに12月21日、山梨県の納豆製造大手「せんだい」(本社=笛吹市)が経営する東京初の納豆専門店「納豆工房・せんだい屋 池尻店」(世田谷区池尻3、TEL 03-5431-3935)がオープンした。

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 本店を含め山梨県内に12店舗を展開する「せんだい屋」業態が県外に出店するのは初めて。1人暮らしの近隣住民や通行客の利用を見込み、人通りの多い246沿いに、イートインを併設した複合店舗を開設した。

 広さ約26.5坪の店舗は、入り口付近に自社製品の納豆などを扱う物販区画を設け、奥にカウンター席を含むイートインスペースを用意した。客席数は25席。物販では、八ヶ岳産や富士山産の大豆を使用した納豆各種(110円~)をはじめ、丼容器付きの「夕飯なっとう」(180円)、だしやかつお節などを入れて食べる「納豆茶漬け」(250円)、「キムチ納豆」(110円)、えだ豆品種の大豆を使った「えだ豆納豆」(180円)など常時約40種類を扱う。

 同業態初の本格飲食スペースとなるイートインでは開店当初、納豆の味を生かした5品のフードメニューを提供。「1番人気」(同店)は、ひきわり、わかめ納豆など8品から好きな納豆を選べるご飯、みそ汁、漬け物付きの「納豆定食」(680円)。ほかに「納豆チャーハン」(980円)をはじめ、「納豆タコライス」(980円)、「納豆ホットサンド」(680円)などのユニークなメニューも用意した。客単価は800円前後を想定。

 同社の伊藤英文常務は東京進出について、「納豆の本当のおいしさやバリエーションの豊富さを知ってもらいたいと思った」と話す。山梨県内の直営店には東京からの観光客も多く「出店してほしいとの声は以前から根強くあった」(伊藤常務)という。山梨の店舗では購入した納豆をその場で食べる観光客の姿も見られることから、県外初出店にあたり「その場で納豆のおいしさを確かめてもらえる」イートインコーナーを設けた。

 店の外では「山梨では珍しくない」(同前)という納豆専門の「納豆自販機」も、都内で初めて導入した。オープン後、1日ですべての商品が完売するほどの人気だという。

 営業時間は10時30分~21時。

納豆工房・せんだい屋

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