次期開催で第6回目を迎える人気ファッションイベント「東京ガールズコレクション」(TGC)が過去2回の地方開催を経て、来年3月、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南2)で最新ショーを行うことが明らかになった。ファッション通販大手、ゼイヴェル(港区)が組織するTGC実行委員会が12月19日に発表した。
TGCは2005年8月、国立競技場体育館で第1回を開催。蛯原友里さんや押切もえさんら当時人気の絶頂だったモデルを多数起用し、特設のランウェイで大規模なファッションショーを行い話題に。ランウェイでモデルが着用したコーディネートを、携帯電話を使いその場で購入できる独自のシステムも人気を呼び、通算約10万人を動員してきた。これまでにパリや北京などの都市にも「上陸」すするなど、メーンテーマに掲げる「日本のリアルクローズを世界へ」の実現も近づいている。
イベントは、参加する多くのブランドが「SHIBUYA109」系のリアルクローズブランドであることやターゲットとする客層が好む渋谷・原宿エリアからも近いことなどを理由に、当初から会場を国立競技場に絞ってきたが、アスベスト除去などの整備工事のため、ここ1年代々木を離れていた。
今年3月には横浜アリーナ、9月にはさいたまスーパーアリーナと、いずれも都外の大箱でショーを行ったが、両回ともに2万人以上を動員し、人気の高さを見せつける結果となった。
代々木に舞台を戻し、来年3月15日に行われる第6回は、従来と同じ10代~30代前半の女性客をターゲットに2万人の動員を見込む。参加ブランドは計20ブランドを予定。