報道カメラマン、ロバート・キャパらの手によって1947年に設立、「フォトジャーナリズムの独立」を掲げ多くの著名写真家を輩出してきた「マグナム・フォト」のドキュメンタリーが12月1日より、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)で単館上映されている。配給はナウオンメディア(渋谷区神宮前6)。
紛争や事件など世界で起きる「決定的瞬間」を最前線で取材し、写真に収めてきたマグナム・フォト。半世紀以上にわたる活動の中で、独立系の報道写真家集団としてはほかに類を見ない写真家ネットワークを世界中で作り上げてきた。創立60周年を祝う今年、ベルリン映画祭会場では、展覧会やパネル・ディスカッション、ドキュメンタリー映像などを集めた特別プログラムを実施。プログラムはすでに世界6カ所を巡回しているという。
現在、東京都写真美術館で公開中の作品は、同プログラムでも公開されたドキュメンタリー映像(1999年製作)。過去50年におよぶマグナムの歴史を振り返りながら、撮影最前線や写真家たちの思いに迫る作品で、今回の上映が世界初ロードショーとなる。
料金(当日)は、一般1,800円、学生1,500円ほか。1階ホールで来年1月18日まで公開。月曜休館。同作は来年以降、名古屋、大阪など全国でも順次公開予定。