12月7日に開幕するデジタルアートの大規模イベント「デジタルアートフェスティバル東京(DAF)2007」の開催に伴い、渋谷「トーキョーワンダーサイト(TWS)渋谷」(渋谷区神南1、TEL 03-3463-0603)では6日から、国内外の若手クリエーターに焦点を当てた関連イベントを開催する。
若手クリエーターを発掘・紹介するNHK・BS2の番組「デジタル・スタジアム」が企画する同フェスは、2003年のスタートから今年で5年目。PCや携帯電話の普及でデジタルツールが身近になった背景を受け、表現手段の広がりを見せる「デジタルアート」に着目し、国内外のクリエーターを紹介してきた。
メーン会場となる有明・パナソニックセンター東京では同番組に寄せられた作品の中から選ばれた作品を中心に、国内外クリエーターのパフォーマンスやインスタレーションを展開。昨年に続き提携会場となるTWS渋谷では、「DAF東京スペシャル『TWSセレクション』/デジスタ・ショーケース」と題し、国内外クリエーターによる企画展を開催する。
作品を披露するのは、東京の国際ネットワークプラットフォーム強化を目的に海外アーティストを受け入れている滞在型拠点「TWS青山:クリエーター・イン・レジデンス」(神宮前5)で招請した海外クリエーターを含む7人(組)。海外組では、フランスの若手を代表するマルチメディア・アーティスト、アントナン・フルノーさんによるゲーム機を使ったインタラクティブな作品と、オーストラリア出身の作家、ジェームス・リンチさんのアニメーション映像を展示。
日本勢は、NHKの同番組内で取り上げられた、石橋加奈子さん、長内智子さん、外山光男さん、御影たゆたさん+間瀬実郎さん、山本麻衣子さんの5人(組)が参加し、各自個展形式で作品を披露する。12月11日まで。
会期中はほかに、秋葉原・富士ソフトアキバプラザでも同6日より関連イベントを開催。全会場入場無料で、12月11日まで。