代官山ヒルサイドテラス（渋谷区猿楽町）を中心に、周辺のショップやクリエーターらがブース出店やフード企画などを繰り広げる複合イベント「代官山フェスティバル2007 猿楽祭（さるがくまつり）」が11月16日から開催される。

　フェスティバルは、代官山周辺の守り神とされる「猿楽神社」の秋の礼祭（11月18日）に合わせて開催される恒例行事。全12棟から成るヒルサイドテラス全棟を通じ、会期中は参加店舗やオフィスなどがさまざまな企画を展開。同時期に開催するパブリックアートイベント「代官山インスタレーション」とも連動し、代官山の魅力をアピールする。

　F棟ヒルサイドカフェ前広場には恒例のマーケット空間「広場の市」が登場。花店「フローリスト・イグサ」や自家製パンの「ヒルサイドパントリー代官山」などの物販ブースをはじめ、コンサルティング集団「IMA」によるインドやタイなどの文具・雑貨を扱うショップ、日本料理店「延楽」の女主人が手作りの梅干しを出す「梅おばさんの店」などが出店する。

　フード企画では、ヒルサイドテラスのカフェ、レストランがそろって特別メニューを提供。参加店は、人気店の「トムスサンドイッチ」やカジュアルフレンチ「ビストロ・パッション」、イタリア料理店「パパ・アントニオ」など。周辺エリアからは、里山レストラン「越後妻有まつだい食堂」の新米と秋野菜を使った限定メニューも登場し、各店ともに期間限定メニューで集客を図る。

　ヒルサイドプラザでは、同17日に代官山の「まちづくり」について考えるシンポジウム「防災と代官山のまちづくり」を開催（参加料＝500円）するほか、翌18日には音楽ライブ「環太平洋コンサート」を開催。参加型イベントではほかに、代官山の街で「ノルディックウオーキング」に挑戦する体験会（17日、18に値、参加料＝1,500円）や、「1日ロクロ陶芸教室」（17日、18日、会場＝ヒルサイドテラスC棟広場、参加料＝1,000円）などの企画も。

　会期中は、アートイベント「代官山インスタレーション」や周辺店舗と連動したスタンプラリーも展開する。11月18日まで。

「代官山フェスティバル2007 猿楽祭」公式サイト