世界の「デザイン」が集結する国内最大級の複合デザインイベント「東京デザイナーズウィーク2007」(主催=NPO法人デザインアソシエーション)が10月31日、神宮外苑絵画館前で開幕した。
22回目の開催となる今年は、メーン会場の絵画館前特設スペースなどで11月4日までの5日間、1,000を超える団体、デザイナーらが参加し、展示やトレードショーを繰り広げる。会場内にはメーン企画の1つ「100% Design Tokyo」のアイコンとなる赤い「ボタン」のモチーフが随所に散りばめられ、会場入り口付近には巨大な「ボタン」アートも出現した。
「100% Design Tokyo」はロンドン発のコンテンポラリーインテリアデザイン見本市。ボタンなどのショーデザインは、英著名プロダクトデザイナーのマイケル・ヤングさんが担当した。同見本市は今年、特設テントのサイズを昨年の約1.5倍に広げるなどコンテンツを拡充、セレクトショップ形式となる「100% Shop」などの新企画も盛り込んだ。
国内外の学生が参加し屋外で作品を披露する「ストリートファニチャー展」(学生作品展)では、50近い出展ブースでおよそ450点の屋外ファニチャーを展示。会場は今回、貨物コンテナの上に設営する2階層の作りで、コンテナの上にはJ-WAVEが出店するスタジオ併設のカフェも特設されている。
貨物コンテナの中で商品や作品を披露する「コンテナデザインミュージアム」には企業や大学など30組以上が出展。マツダや富士通など大手メーカーのコンテナをはじめ、「サンガク展」と題したコンテナではナイキやセコム、チーム・マイナス6%(環境省)&ソトコトなどの企業・団体と大学が組んだコラボレート企画も展開している。
会場ではこのほか、商業見本市「ブリックファング」、「JAPANブランドExhibition」も初登場。インテリア・雑貨店やセレクトショップなど都内70店舗でも「ショップ・エキシビション」を展開する。メーン会場では昨年を大幅に上回る10万人の動員を見込む。入場料は2,000円。
入り口ゲート付近の巨大「ボタン」アート(画像)屋外に設営された学生ファニチャー展の様子(画像)関連記事(シブヤ経済新聞)-「東京デザイナーズウィーク」開催へ東京デザイナーズウィーク2007