原宿に「男子校カフェ」-寄宿学校イメージ、「入校」手続きも

原宿にオープンした男子校カフェ「エーデルシュタイン」。店舗では制服の「男子生徒」が出迎える

原宿にオープンした男子校カフェ「エーデルシュタイン」。店舗では制服の「男子生徒」が出迎える

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 コンサルティング事業などを手がけるオリエンタル(港区)は9月29日、原宿に寄宿制の「男子校」をテーマにしたカフェ「エーデルシュタイン」(渋谷区神宮前4)をオープンした。

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 カフェは往年の少女マンガに出てくるような「幻想的」な男子校をイメージ。洋館風の店内は校内への訪問者に向けた「サロン」(応接室)の位置付けで、実際に制服を着た「生徒」やちょうネクタイ姿の「校長」が出迎える。エントランスでは「入校手続き」を行い、サロン専用の利用規約を設けるなど、コンセプト作りにも事欠かない。

 店舗を運営するオリエンタルはこれまでにもカフェなどの飲食店立ち上げに携わってきたが、自社でカフェを経営するのは初めて。店は表参道からも近い商業ビル内に約20坪(22席)の規模で開き、開業以降リピーターを増やしている。店舗によると、利用客は20代~30代の女性が中心。作り込まれたコンセプトを楽しむ客や、1人で訪れくつろいでいく客もいるという。

 店は8割が予約客。初回は公式ホームページで予約を受け付け、2回以降の客には店の電話番号を知らせる(予約は2週間先まで)。店に入って最初に行うのは、専用会員カードによる「入校手続き」(無料)。カードには来店ごとにスタンプ1個を押印し、来店数が増えるとドリンクやオリジナルグッズをサービス。「姉妹校」の生徒などになれる権利(40回)や生徒との写真撮影(50回、オリジナルグッズ付き)などの特典も用意した。

 フードメニューはパスタやカレーなどの洋食が中心。日替わりや週替わりで常時3種類を提供するランチタイムメニュー(各1,300円)は、追加300円でドリンク、200円でミニスイーツがそれぞれ付く。カフェタイムは軽食やスープ、ドリンクを提供。ドリンクはオリジナルの「ESブレンド」(ライト・ローストの2種類、各600円)や「本日の紅茶」(800円)なども用意した。アルコールを頼むとチャージ料(500円)がかかる。客単価は1,800円前後。

 店舗を立案した同社の酒巻絵美子さんは、同店の立地について「自然も多く『寄宿学校』のイメージが定着する場所を選びたかった」とコンセプト型カフェが集積する池袋エリアなどを選ばなかった理由を説明する。カフェでは専用ブログを設け、店舗立ち上げまでの様子を公開してきた。今後は公式サイト上で会員制のサービスも提供していく予定。

 営業時間は、ランチ=10時~14時、カフェ=14時~17時、バー=18時~23時。

エーデルシュタイン公式サイト立ち上げ準備ブログ(ギムナジウム・カフェ経営戦略部)

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