東急百貨店本店(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-3111)は、来年6月に開業を控えた東京メトロ・副都心線「新渋谷駅」のデザインを担当した建築家・安藤忠雄さんのトークショーと模型展示を行う。企画は、同店が11月1日に迎える開店40周年イベントの一環。
3層構造の駅は「地中の宇宙船=地宙船」をイメージ。下層部のホーム頭上に巨大な吹き抜け空間を設け、上層部の改札階などから下層部が見渡せる。駅全体は「楕円のカプセル(=地宙船)が地下に沈んだような構造」(東急電鉄)で、楕円の直径は約80メートル、短径は約24メートル。吹き抜け構造は「天然ダクト」の役割も果たすため自然換気の効果も併せ持つ。
同店1階特設スペースで11月7日まで、「新渋谷駅」の模型を展示している。「新渋谷駅を語る」と題した安藤さんのトークショーは11月2日13時から、同店に隣接するBunkamura1階ロビーラウンジで開催。定員は150人で、当日10時30分から同店1階正面口で参加整理券を配布する。
東急百貨店本店マークシティで渋谷の「未来情報」発信展-駅模型公開も渋谷・文化会館跡地の再開発計画明らかに-高層ビル建設へ新渋谷駅は「地宙船」をイメージ-安藤忠雄さんデザイン